ヤマハは3月19日、台湾と英国のピアノ生産子会社を解散するなど、業績改善への取り組みを発表した。両拠点の生産台数が減少したため、日本、中国、インドネシアの3拠点に集約する。またデジタルカメラなどに搭載するマグネシウム成型部品などの不採算事業からも撤退することを決めた。
これらの事業構造改革に関する費用47億円と、固定資産の減損損失156億円を、2009年3月期に計上する。ヤマハは同期の業績予想を下方修正し、最終赤字を従来見込みの20億円から230億円とした。年間配当は従来予想より7.5円少ない年間42.5円にする。同期の役員賞与は全額返上とし、4月から取締役と執行役員の報酬を25%、管理職の給与を5%減額する。
台湾の生産子会社、台湾山葉楽器製造は2009年7月に生産を終了し、2010年3月に会社を清算する。従業員153人は7月ですべて解雇する。英子会社のケンブル&カンパニーは2009年4月末までに解散時期を決定する。従業員の解雇については未定。
子会社のヤマハファインテック(YFT)が手がけるマグネシウム成型部品は、顧客への供給責任を果たしたあと、原則として2010年3月期中に生産終了し、同期中に生産設備の売却、廃棄などを実施する。従業員143人のうち、ヤマハからの出向者90人は、YFT内や全社で再配置し、YFT採用の従業員は同社内で配置転換する。
なお、半導体事業の成長領域として設定したシリコンマイク事業も、今後の黒字化が難しいため事業化を断念する。
■関連情報
・ヤマハのWebサイト http://www.yamaha.co.jp/














